商品にログインしている間とウェブサイトにアクセスしている間の両方で、顧客がイベントとして実行したアクションを追跡できます。
イベントには、顧客がアクションを実行した最初、最後、そして合計回数が記録されます。Intercomでイベントの追跡を開始すると、次のようなアクションに基づいて顧客をフィルタリングし、自動メッセージを送信できます。
顧客がアクションを一定回数起こした時。
顧客が最初にアクションを起こした時。
前回アクションをから「〇〇日」経った時。
ログインしているユーザーとログアウトした訪問者が実行しているアクションを追跡できます。例えば、次の内容を追跡できます。
ユーザーがアクションを実行した最後の日時。例えば、最後にPDFをエクスポートした時や、ヘルプセンターにアクセスした時など。
ユーザーが初めて有料プランを選択したり、割引コードを使用したりした日時。
ユーザーが他のユーザーをサービスに招待した日時。
ユーザーがサイトで注文した日時とその商品。
これらは、顧客の行動に基づいて彼らを適切にセグメント化し、訪問者とユーザーの両方に行動主導型メッセージの送信するために使用できる方法のごく一部です。
注:ユーザープロファイルとAPIの両方では、アクティビティタイムラインで経過日数が90日未満のイベントを表示することしかできません。ただし、90 日経過した後のイベントに基づいてユーザーをフィルタリングしてメッセージを送信することができます。これは、90 日以上経過している場合、最初/最後に発生した日付には影響しません。
イベント VS カスタム属性
カスタム属性とは、顧客に関して追跡するデータ (商品内で作成したプロジェクト数など) です。これは、単一の情報に関する単一の値です。
イベントとは、顧客がプロジェクトを最初に作成した日時や最近作成したプロジェクトの日時など、顧客が取ったアクションとそのアクションの日時に関する情報です。
カスタム属性とイベントをいつ使用するかの詳細については、こちらの記事をご覧ください。
イベントに基づいたフィルタリングとメッセージング
イベントに基づいて顧客をフィルタリングすると、次のことが確認できます。
2 つ以上のレポートを作成したユーザー。
5 日以上前に最初のレポートを作成したユーザー。
サインアップする前に見込み客がアクセスしたすべてのページ。
Apps内の特定の機能の使用回数が最も多いユーザー。
また、自動メッセージにイベントフィルターを設定すると、次のターゲットを設定できます。
カートに商品を追加したけれどまだチェックアウトしていない訪問者。
ホワイトペーパーをダウンロードした訪問者。
ウェブサイトでフォームを送信する際にエラーが発生した訪問者。
機能を使用したことがなく、試してみることを勧める対象となるユーザー。
アクティブな顧客の中からより具体的なグループにメッセージを送信したい場合は、これらのルールをIntercomの標準フィルターの一部である「最後に見た」フィルターなどと組み合わせることができます。
イベントのその他の使用方法
イベントを使用すると、Intercomにおいてさまざまな種類のアクティビティをキャプチャできます。
サブスクリプションのアップグレード
この例では、あるユーザーがサブスクリプションをスタータープランからダイナマイトプロプランに変更しました。次のように、シンプルなイベントとして表示できます。
また、メタデータを追跡して、イベントにコンテキストを追加することもできます。以下がその例です。
新しいプラン名
新しいプラン価格
前のプラン名
前のプラン価格
変更日
このイベントを利用して、ユーザーのアップグレードに感謝を伝える自動メッセージを送信できます。
商品機能の使用
この例では、あるユーザーが新しいメール機能を使用しています。この種のイベントを追跡することで、新しいメール機能に関する商品調査を行い、ユーザーに連絡して「どの部分が良かったのか」や「改善すべき点」などを確認できます。
購入
この例では、顧客がビデオゲームを購入したことを記録しています。これにより、クロスセールスまたは顧客への感謝メッセージを送信できます。購入の完了を伝えるだけでなく、いくつかの追加のメタデータを送信することができます。
注文したアイテムの名前。
小売サイトにリンクする注文番号。ここでは、注文番号をリンクタイトルとして提示できるリッチリンクを使用できます。
注文時刻。これをタイムスタンプとして送信して、読み取り可能なイベントの日付を表示できます。
注文金額。金額はドル表記で送信することができます。
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閲覧されたページ
特定のページを閲覧した訪問者と、そのページを閲覧した回数を知りたい場合があるかもしれません例えば、訪問者が価格ページに複数回アクセスした場合、サブスクリプションの購入に関心がある可能性があります。または、購入フロー後にユーザーが確認ページにアクセスしたときに、感謝メッセージを表示することもできます。
価格ページを3回以上閲覧したすべてのユーザーをフィルタリングしたい場合、料金ページビューをイベントとして追跡しているのであれば可能です。
次のステップ
弊社のイベントに関するブログ記事をご覧ください。
サイトの価格ページに数回アクセスした訪問者を対象とした訪問者自動メッセージを設定します。
イベントをメッセージの目標としてオンボーディングキャンペーンを作成し、新しいユーザーに最適な機能を試すように促します。